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​与那国島で塩を作る理由

北赤道海流がフィリピン近海で湧き昇って黒潮となります。

日本最西端の与那国島は黒潮源流に最も近く 汚染されていない 清浄な海水を得られるのが唯一の理由です。 塩分濃度が高く、汚染によるプランクトンの発生のない黒潮源流は 塩作りにはこの上ない条件です。北緯24゜という亜熱帯の強烈な陽射しも海水の濃縮には好都合です。

与那国島 塩
与那国島

政府による規制の化学塩「塩化ナトリウム(NaCl)」が「しょっぱいだけ」「身体に悪い」等の批判をあび、平成14年度からは塩の製造と販売が自由となりました。私たちは先の化学塩で育った世代ですが海水から作った自然塩の味を知り化学塩との違いに驚きました。日本各地で自然塩の生産が盛んで、ここ沖縄県だけでも20社以上ありそうです。製法にしても化学塩に近いもの、原始的な製法をウリにしたもの、NaCl以外の成分の多さを競うものなど様々です。私たちは塩が自然食品の原点であると考えて昔ながらの製法を尊重しつつ汐汲み等の重労働を機械化しミネラルと微量元素を豊富に含む「昔の味の塩」を目指しています。

2001年6月14日に会社設立、7月1日に火入れ式を行い7月20日の「海の記念日」に初出荷しました。それからさまざまなドラマがあり、お取引先も順調に増えていき、たくさんのお客様との出会いもありました。しかし2015年秋の台風で弊社工場が壊滅的な被害を受け廃業を決意しましたが、その後たくさんの方たちが温かな手を差し伸べてくださったのです。そのおかげでまた新たな一歩を踏み出すことになりました。

新たな決意とともに「未来に花よ咲け」という想いを込めて塩をつくってまいります。

与那国海塩
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